日々のお仕事お疲れ様です。コースケです。
世間的には大転職時代と言われる昨今。テレビやYouTubeで多数流れる転職に関するコマーシャル。かく言う筆者も、コマーシャルを見ている中で、まずは副業→転職活動→個人事業主になった一人。
就職氷河期世代ど真ん中の筆者が20年近く勤めた会社を辞め、個人事業主として生きていく決意をするに至ったのは「人生今のままでいいのか?」という考えが生まれた為。
人生100年。副業・兼業・複業そして起業。仕事の種類、生きていく方法はたくさんあります。
そんな筆者がオススメしたいビジネス本をご紹介。様々なビジネス本が世の中にはありますし技術面に関しての本は必要に迫った際にツールとして活用すれば良いと思います。
今回ご紹介したいのは主に「考え方」を与えてくれる本。あなたの可能性と選択肢を増やす一助になれば幸いです。
チーズはどこへ消えた?
著者 :スペンサー・ジョンソン
出版社:扶桑社
発売日:2000/11/27
本を紹介しようと思い立ったときに、真っ先に頭に出てきたのがこの「チーズはどこへ消えた?」です。日本国内だけで400万部以上と売れに売れた同書。
筆者が同書を読んだのは10年以上前。起業を思い立つキッカケというよりも、仕事をする上で、全てに関わっていると言っても過言ではありません。
簡単に内容を記載すると「現状に満足せず、常に成長しようぜ!」という話。
扶桑社のサイトでも触れている通りIBM、アップル・コンピュータ、メルセデス・ベンツ等、トップ企業が次々と社員教育に採用されております。全従業員がこの本を読み、実行できるとなればそりゃその企業は強いでしょう。チーズはどこへ消えた?はわずか96ページ。数時間もあれば読み切れてしまう内容です。
初めて読んだ時にはあまり衝撃を受けた訳ではありません。ただ、前職に勤めて10年を過ぎ、改めて読んだ時に「そういうことね」と思えた本です。そしてその時に考え出したのが「この本、なんでここまで売れたの?」です。
正直言えばこの本の本質と同じ内容のビジネス本は何十冊、何百冊と世に出回っています。しかし、この本は2019年時点で全世界で2800万部を超えるベストセラーとなりました。
本の内容だけでなく、なぜここまでのベストセラーになったのか?ものを売るということに何が必要なのかを考えさせてくれる良書だと思います。
自分の小さな「箱」から脱出する方法
著者 :アービンジャー・インスティチュート
出版社:大和書房
発売日:2006/10/01
次にオススメしたいのがこの『自分の小さな「箱」から脱出する方法』。全世界で150万部売れているそうですが、チーズはどこに消えた?と比べると20分の1近くの販売部数とはいえ、名作であることは間違いありません。
同書もGoogle、Apple、Microsoftなど超有名企業の研修で採用されているとのことですが、起業への意識というよりも他者との付き合い方についてを書いた本です。人間関係において様々な問題が起こりますが結局それはすべて「自分の問題」という内容。「他責ではなく自責で考える」ということに近いでしょうか。
同書は筆者がサラリーマン時代、アドラーの「嫌われる勇気」を機内で読んでいる時に、一緒に出張先に向かっていた某会社の会長から教えてもらった本。その会長の会社では新人研修で使うのではなく、お店の責任者になった際に配るそうです。調べてはいませんが超有名企業の研修というのも、内容的に新人研修ではなくマネージメント研修に使われているのではないでしょうか。
自身を変えることで回りすべてが変わる。ある一人のリーダーになった方に対して、この考え方を教えていくことで、ビジネスだけでなく家庭内のことも変わってくるというお話なのですが…それはさすがに無理だろと思ってしまったものも一部ございます。
が、それでも大半が「確かにそうだよな」と思えるような内容ばかりです。起業を考えているという方よりも今組織でリーダーシップをとっていかなければならない方や現在ビジネス面だけでなく人間関係で問題を抱えており、その問題を「解決したい」と思っている方にオススメの本です。
1%の努力
著者 :ひろゆき
出版社:ダイヤモンド社
発売日:2020/03/05
著者は現在大人気の論破王こと「ひろゆき」氏。様々な本を出版されていらっしゃいますが、同氏の本を読んだのはこの本が初。出版社の煽り文句を見ると一番売れている本です。そしてYouTubeでは話さない考え方の考え方を語ったものという本です。44万部が売れており、2021年の年間ベストセラーランキングの4位にもなっているのでご存じの方も多いでしょう。
非常にキャッチーな題名に、目次に記載されているエピソード1~7も非常にキャッチー。私は電子版で購入しておりたまに見返す書籍です。
YouTubeでは「事実や数字を提示した上で自分の感想を述べている」ということを語っている著者。事実や数字が不変的なものであり、そのさきの自分の考えというのは、同じ事実や数値からでも導き出す結論が変わってくるのは当然の話。その考えに至る背景が書かれたのが本書といえるでしょうか。
基本的にご本人が書かれているのではなく、これまでのインタビュー等から考え方の考え方の部分を抜粋し担当のライターさんがまとめて出版したものなのでしょうが、非常に読みやすく一気読みをした久々の本。
同書に記載されている「サボる才能」は私にはあまり無さそうではありますが、決して先天的なものではないでしょうし、のちに紹介する本でも触れますが、個人事業主として私が生きていく上で手に入れたい才能の一つでしょう。
同書を読んだ上でYouTubeを頻繁に見るようになりましたが、著者のYouTubeのみをご覧の方は是非オススメしたい本です。
しょぼい起業で生きていく
著者 :えらいてんちょう
出版社:イースト・プレス
発売日:2018/12/16
帯に記載されている煽り文句からしてお見事で
『もう、嫌な仕事をするのはやめませんか。会社辞めたい人、会社に入れなかった人、起業したけど失敗した人、アルバイトが続かない人……。みんな、大丈夫です。』(同書 帯より引用)
世間で見る起業話はどこもかしこも成功話が多く、年商も高い方たち。どこか憧れはありつつも、どこか別次元の話に見えてしまうのは私だけでしょうか?
誰も考えた事の無い斬新なアイデア。世間を、世界を変えるような斬新なサービス…なんてものが無くても、起業はできます。別の言葉に言い換えるなら、一位じゃなくても必要としてくれる場所はたくさんあります。身の丈にあった起業の仕方はいくらでもあるというのを教えてくれた本。
1度著者の方のお店に伺いたかったのですが、残念ながら知った時には閉店されており残念。とはいえ私はまだ読んでおりませんが、著者の「えらいてんちょう」さんが執筆されている本はまだございますので、興味が出た方は是非読んでみましょう。
ふっと肩の荷を下ろしてくれると思いますよ。
マルチ・ポテンシャライト
著者 :エミリー・ワプニック
出版社:PHP研究所
発売日:2018/08/21
「自分はなにができるのか?」起業に向けてということ以上に、自分で世間的に価値はあるのか?ということに悩んでいた時に読んだ本。私はどちらかというとスペシャリストよりゼネラリスト。左記の言葉を使うとかっこよく見えますが、実際まったくできないものもない代わりに、突き抜けてできるものもないタイプ。中途半端そのものです。
自分の特徴は何かと言われると自信をもって答えられるものがなく、前職でも営業部署からスタートし、マーケティングや新規事業、さらには経理・財務まで会社のすべての部署を数年ずつ経験し、都度都度勉強しなおしてきました。誇れるのは負けん気だけだった気がします。なかなか起業を考えるのは難しいスペックですが、そんな時に読んだこの「マルチ・ポテンシャライト」。
本の内容は、飽きっぽい人に向けて書かれた本。著者のエミリー・ワプニック氏はキャリアコーチとして活躍している方で、TEDでプレゼンテーションした内容が記載されております。好奇心旺盛な人で飽きっぽいからこそ、2つ以上の分野を結びつけて、それまでにないサービスを生み出す力に長けている。というのが大前提の話。もちろん、一つ一つの興味あることに全力で臨んできた人を前提とした話しです。
「週四時間」だけ働く。
著者 :ティモシー・フェリス
出版社:青志社
発売日:2011/02/03
2008年から2009年頃に景気悪化や株価下落を招いたといわれるリーマンショック。その後世界的に不景気が叫ばれ続け、その流れはしばらく変わらず。そんな中2011年に発売された本。週四時間だけ働くという内容に「そんなこと無理だろ」と思いつつも手に取ってしまい購入した本。
これまで紹介してきた本と若干経路が違い週四時間だけ働く為にどうするか?という部分まで踏み込んできている内容。そのためのサイトなども紹介されておりますがもちろん海外サイトが中心です。
実際週四時間だけというのは無理かも知れませんが、自分で手を動かし形の体をいれる仕事の場合、稼げるキャパの上限は見えてしまいます。しかし自分ではなく人に振れるものは人に振っていくという意識さえあれば稼げる上限は飛躍的に上がっていきます。この辺の考え方はもしかしたら先ほど紹介した「1%の努力」に近いかもしれません。
一つこの本の難点を言えばページ数が640ページと長い。ただ人生を楽しみながらお金を稼ぐ方法の一つとして考えるのであれば一度気合いを入れて読んでも損はなさそうです。
さいごに
今回は6つのオススメしたい本を紹介しました。今回ピックアップしたのは結構売れている為、中古で買えばかなり安く買えるものばかり。本によっては100円で買えるものもあるでしょう。
本を読むだけで人生がガラリと変わるなんてことはないでしょうが、何かしらの気づきがあるかもしれません。最後に紹介した「週四時間」だけ働くをのぞけばさらっと読める本ばかりですし、立ち読みで目次を見るだけでも何かしらの気づきがあるかもしれませんので、興味が出たら目を通してみてください。
この記事を書いた人
コースケ
渋谷区在住。 やりたいことが多く様々なジャンルの仕事をしており、仕事内容を聞かれる度に答えに絶賛困り中。 今はWEBサイトの企画から運営全般を行ったり、全国にFC展開を行っている企業のお手伝いなどで生活してます。