ロードバイク初心者がうっかり行ってはいけない伊豆サイクリングコース #1 ～1日目　西伊豆スカイライン～

こんにちは。
ロードバイクは旅の移動手段として乗っている、やまこです。

2017年11月に「しまなみ海道」をロードバイクで走りに行ったのを皮切りに、時には自宅から、時には移動用バックにロードバイクを収納して、関東近郊を走ってます。

その中で一番過酷だった伊豆半島を走った時のお話です。

伊豆 2泊3日ロードバイクの旅

伊豆はいろんな方のロードバイクブログを見ていると必ずと言っていいほど登場する場所の1つで、2018年GWに2泊3日で行ってきました。

3日間のおおまかなルートはこんな感じ。

正直、みんな行ってるし、あっさり走り切った感じのブログしか読んだことがなかったので、普通に楽しく走れるもんだと思って行ったのに、現実は全然違いました。

車に乗っていては分かるまい、伊豆の地形の厳しいことよ…。
温泉がなかったら、もうロードバイクでなんて一生行きたくない。
そんな伊豆ライドの様子を、3回に分けてお届けしたいと思います。

初心者殺しの西伊豆スカイライン

うっかり行ってえらい目にあった1日目　西伊豆スカイラインについて。
1日目のルートはこちら（約68.8㎞）

参照：ルートラボ

見よこの傾斜。
標高差約1000m。
なぜこんなところに行っちまったのか。

危険！道中に自販機がない鬼ルート

西伊豆スカイラインへは、修善寺IC付近の国道18号から、ぐるっと反時計回りに約16km先の頂上を目指すルートを選択しました。

このルートはどこまで行っても、坂！坂！坂！一切平坦なし。

更に、1台くらいあるだろうと思っていた自動販売機が一切なーい！！

「ここは日本なのか？」ってくらいない。
手持ちのお茶を飲み切ってしまい、のどの渇きを残りのポカリでしのごうとしても、甘い液体じゃ余計に喉が渇くという始末。

「登り坂」と「喉の渇き」の2重苦は、人を極限状態にしてくれます。
ペダルを漕ぐ気力はゼロ、ただ水の為だけに唯一の自販機設置場所「だるま山高原レストハウス」を目指して、ロードバイクをひいての登山となりました。
もう、何しに来たんだって感じ。

「だるま山高原レストハウス」は修善寺ICから約10ｋｍ先にある駿河湾越しに富士山を望める絶景スポットです。

民家がちらほらある辺りからこの絶景スポット「だるま山高原レストハウス」までは冗談じゃなく自販機は1台もありません。（普通は車でくるところだからね）

残念ながら、富士山は見えず。
たかが１０ｋｍですが、ひたすら坂道の西伊豆スカイラインを初心者が自転車で走りに行くならば、ドリンクの準備は怠らないようにしましょう。

頂上は強風注意

だるま山高原レストハウスを後にするころには、強風が吹きすさぶ悪天候に。
まだ夕方4時くらいでしたが、ヘトヘトの状態で悪天候の中アクシデントが起きたら非常にまずいので、急いで頂上を目指すことにしました。

が、この日は身を危険に晒しに行くだけでした。

まず、強風でロードバイクの進行方向が簡単に変えられるのでなかなか進めない。
次に強風により何故かロードバイクの後輪が浮き、ワイヤーガードレールの向こう側に体ごと持って行かれそうになり、人生で初めて「死ぬかも」と思いました。

追い打ちをかけるように強風と雨で体は冷えまくり。
なんとなく体がいうことをきかない感じになり、身の危険しかよぎらない。

頂上は、視界をさえぎるものがないので晴れていたら絶景をこの目で見れたんでしょう。
写真では伝わりにくいですが、強風で立っているのもツライ状態。

そんな訳で、せっかくの西伊豆スカイラインを楽しむ余裕は一切なく、2時間かけて登った山を麓まで30分で下山しました。

もし伊豆の街中で風が強いなと感じたら山頂は間違いなく強風です！
西伊豆スカイラインに行かれるならば、悪天候の日の無理なライドは禁物です。
標高の高い山だけが危険な訳じゃないですよ！

初日の宿は「楽山やすだ」

伊豆長岡温泉「貸切露天と畳敷きの宿　楽山やすだ」に素泊まり宿泊。
（2018年宿泊時　1泊12,000円/人）
全館、エレベーターの中まで畳の珍しい宿です。
宿泊時、ロードバイクは玄関内に入れて停めさせていただけました。

夕食は、近所の「だるま寿司」へ。
季節の魚以外はおかないんだそう。
威勢のいい大将が、ネタの貝をまな板にバンバン叩きつけて「ほら！生きてるだろ」と見せてくれました。
ネタの活きの良さは間違いないです。
是非、財布には多めにお金を入れて行ってみてください。

食べた後は温泉入って、すぐ就寝で1日目終了。
山では死ぬかと思ったけど、おいしいお刺身と温泉で生き返りました！

次回、2日目は天城越えの様子をお伝えします！

この記事を書いた人