こんにちは。三善屋の山内です。
デザイナーや制作会社に印刷物を依頼すると必ず発生するのが校正作業です。
今回は、広報や総務の担当者が最低限知っておいたほうがよい校正記号をまとめてみました。デザイナーから上がってきたカンプを真っ赤っかにしてつき返そうぜ!
校正とは
校正は文字校正、写真校正、図版校正があります。
一般的な校正といえば文字校正を指し、誤字脱字がないかチェックする作業ですね。ちなみに「校閲」という言葉もありますが、こちらは文章の内容が正しいかどうか事実確認をする作業をいいます。
校正記号
文字の修正指示をする際、決められた表記ルールがあります。ひとつずつ紹介していきましょう!
文字の修正
修正後:インフルエンサーにオレはなる!
一番多いであろう文字修正指示。変更する文字を斜線か丸で囲みます。
2文字以上の修正
修正後:インフルエンサーに私はなる!
2文字以上の修正をする場合は横線で伸ばします。
イキ(修正を取り消す)
修正なし:インフルエンサーにオレはなる!
修正指示を取り消す場合は、「イキ」という言葉を使います。
文字の挿入
修正なし:インフルエンサーにオレはなる!
文字を挿入するときは図のような線をの書き方をします。
トルツメ
修正後:インフルエンサーになる!
文字を削除して詰めます。「トル」と書くだけでもデザイナーは体裁をみて詰めてくれます。
トルアキ
修正後:インフルエンサーに なる!
文字を削除した後、詰めずに空けておきます。あんまり使わないです。
改行
修正後:インフルエンサーに
オレはなる!
文字を改行します。
改行取り消し
修正後:インフルエンサーにオレはなる!
改行を取り消して、行をつなげます。
ルビ
修正後:インフルエンサーに俺はなる!
ルビをつける指示です。
指定の位置まで下げる
修正後: インフルエンサーにオレはなる!
文頭を指定の位置まで下げる指示です。
指定の位置まで上げる
修正後:インフルエンサーにオレはなる!
文頭を指定の位置まで上げる指示です。
文字を入れ替える
修正後: インフルエンサーにオレはなる!
指定の文字を入れ替えます。文字修正をつかえばいいので、これもあんまり使われないです。
まとめ
以上、広報や総務が知っておきたい校正記号でした。
実際にはこの倍以上の校正記号があるのですが、フォントの大きさを指定や、文字ツメの指定など専門的なものが多いので割愛しています。
私なんかは、綺麗な校正記号で修正指示がくると「お、おぬしできるな!」と思ってしまうので、覚えておくとドヤれるかもしれませんよ。でも「修正なし」が一番ですけどね!
それではまた。
この記事を書いた人
山内 裕介(やまうち ゆうすけ)
1978年生まれ。株式会社三善屋代表取締役。
コロナといえば宇宙家族カールビンソンのコロナちゃんですよね。