こんにちは、大森さちです。
今年もあとわずかになりましたね。この記事も年内最後の記事になります。
年末年始にやっておきたいのが、1年の振り返りと来年の目標設定。ということで今回は振り返りと目標のフレームワーク(手法)をご紹介します!
用意するもの
1年の振り返りや目標設定に必要なものは、普段使っているノートやメモ帳、手帳など。スマホでもOKです。振り返りに関しては、スマホのカメラロールやSNSなどを見ると、過去の出来事が思い出しやすくなります。
1年の振り返り(リフレクション)
フレームワーク1:KDA
KDAは「Keep(保つ)」「Discard(切り捨てる)」「Add(追加)」の3つの観点から、経験を振り返るフレームワークです。
K:うまくいったことで、今後も続けたいこと
D:うまくいかなかったことで、辞めたいこと
A:今までの経験を踏まえて、新しく取り組みたいこと
を1年分書き出します。「仕事」や「人間関係」など、ジャンルごとに分けても良いと思います。
フレームワーク2:KPT
KPTは「Keep(保つ)」「Problem(問題)」「Try(挑戦)」の3つの観点からなるフレームワークです。
こちらはビジネスシーンでも使われていることが多いので、ご存知の方も多いかもしれません。
K:うまくいったこと、今後も続けたいこと
P:課題や問題点
T:改善したい・挑戦したいこと
を書き出します。
KDAは「必要ない(辞める)ものを切り離し新しい取り組みを考える」に対し、KPTは「課題や問題点を抽出し、次につなげる」となっています。
フレームワーク3:YWT
YWTは日本能率協会コンサルティングが提唱したフレームワークで、「Y(やったこと)「W(わかったこと)」「T(次にやること)」の3つの観点からなるフレームワークです。
Y:取り組んだこと
W:わかったこと・学んだこと
T:今後取り組むこと
を書き出します。KPTが「課題や問題点」にフォーカスをあてているのに対し、YWTは「経験や学び」にフォーカスをあてています。
目標設定
フレームワーク1:SMART
SMARTのは「Specific(具体的な)」「Measurable(測定可能な)」「Achievable(達成可能な)」「Realistic(現実的な)」「Timely・Time-bound・Time-Related(期限がある)」からなるフレームワーク(法則)です。
設定した目標に対して、以下の法則にあてはまるかチェックします。
S:設定した目標は誰が読んでもわかるような、具体的なものか
M:目標達成や進捗度合いは計測、定量化(具体的に数値化)できるものか
A:その目標は現実的に達成可能であるか
R:達成したい事柄と関連性があるか
T:期限を設けているか
フレームワーク2:FAST
近年新しく提唱されている目標達成のためのフレームワーク(法則)にFASTというものがあります。
FASTは「頻繁(Frequent)」「野心的(Ambitious)」「具体的(Specific)」「透明性(Transparent)」の4つの要素からなるフレームワーク(法則)です。
F:目標は頻繁に議論されるか
A:不可能ではない範囲で野心的か
S:具体的な指標やマイルストーンで計測可能か
T:組織や周囲の人に見える透明性があるか
最後の「透明性(Transparent)」に関しては全ての目標を周囲に晒す必要はなく、周りが賛同してくれたり協力してくれそうな目標は周囲の人たちに見えるようにする(透明化する)といい、ということだそうです。
これらの法則をもとに1から目標を設定するのもいいですし、前述した振り返りの「KDAのA」「KPTのT」「YWTのT」がこの法則にあてはまっているか見てみるのも良いかと思います。
以上、振り返りと目標設定のフレームワークについてご紹介させていただきました。 来年がよりよい1年でありますように。それでは皆さん良いお年を!!
この記事を書いた人
大森 さち(おおもり さち)
福島県出身。東京都在住。
WebデザイナーやICT支援員、保険営業など様々な職を経験し、現在はフリーランスのWebデザイナーとして活動中。
パンケーキソムリエールとしてパンケーキの食べ歩きのサイト「パンケーキホリック!」を運営している。
https://pancakeholic.com/