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コタのFIP(猫伝染性腹膜炎)闘病ブログ #1 検査から通院2週間の記録

やまこです。
わが家の猫「コタ」がFIP(猫伝染性腹膜炎)を発症しました。FIPとは猫コロナウィルス※が突然変異した難病で、致死率がとても高く、発症後の平均寿命は9日〜数ヶ月と言われています。

すでに治療薬MUTIANの投与を始めていますが、これはその前の検査~約2週間のインターフェロンとステロイドを使用していた時期の記録です。

※世間を騒がせている新型コロナウィルスとは別物で人に感染した報告はないそうです。

検査(エコー、血液、腹水)

コタの様子がおかしくて、病院に連れて行ったことを前回書きました。

それから約2週間。
しばらくしても食欲不振・熱っぽかったので、病気だった場合は保険おりるかなと契約内容を確認してから再度病院へと向かいました。

まさかの保険適用外の診断結果になるとはこれっぽちも思わずに……。

コタのお腹をエコーで確認すると内蔵の周りに脂肪があり、お腹にも水が溜まっていました。
続いて血液検査をすると、まず貧血気味。

そしてA/G比(0.43)が怪しいと……。
この時点でFIP(猫伝染性腹膜炎)の可能性の話をされ、白血病とエイズの検査待ち中にどういう病気かスマホで調べると

なんと致死率ほぼ100%

「え?それって死んじゃうってこと?」と思ったらコタのかわいいシーンがいろいろ浮かんできて、不覚にも涙がじわじわ滲んできました。

とりあえず白血病・エイズではないこと、血液などを外部検査に出すことを聞き、涙が止められないのが恥ずかしいやら信じられないやらで、診察疲れのコタを抱えて帰路につきました。

お会計:35,310円

検査結果

検査から4日後、結果は

FIP(猫伝染性腹膜炎)ウェットタイプ陽性でした。

唯一の救いはFCoV(猫コロナウイルス)が最高値でなかったことくらい。(とは言え高めですが)

この日からステロイドと隔日のインターフェロンが始まりました。
お会計:8,470円

約2週間のインターフェロンとステロイド

2020/8/20

この日から朝食後1錠のステロイド生活。
とは言え、お薬だけで飲んでくれそうにないのでちゅ~るに混ぜて1日目完了。
前日の注射が効いたのか、今まで人気のない部屋でうずくまりがちだったコタが、居間にでてきてくれるようになった!
でも、あいかわらず呼吸は辛そう。

2020/8/21

ステロイド錠2日目。
ステロイド錠剤の味か臭いか分からないけれど、ちゅ~るに混ぜても断固拒否。
しょうがないので、病院でインターフェロンとステロイド注射をしてもらった。
お会計:5,390円

帰宅後、ご褒美ちゅ~る完食(もちろん薬なし)。
あいかわらず小食で、はじめての下痢っぽいウンチ。
嘔吐はなし。

2020/8/22~8/23

ステロイド錠3~4日目も朝から苦戦。
病院は休診日なので注射に頼ることもできず、ちゅ~る+ウェットフード戦法で挑むも、
薬を察知してなかなか食べてくれず全部飲ませるまでに結構時間がかかってしまった。

朝食以外のごはんはウェットフードの種類をいろいろ変えて出してみると完食するものも出てきて、ちょっと食欲でてきた感じ!

2020/8/24

ステロイド錠5日目も飲ませるのに一苦労し、猫の嗅覚の凄さを思い知らされる毎日。
その後、病院でインターフェロン注射3回目。

腹部の膨らみが気になると一言いったら、即エコー検査となった。
水はそんなに溜まってないとのことだったが、これでエコー検査代2,000円追加。
じゃぁ、この膨らみは何なんでしょう……?

その他、肉球はピンクで問題ないが、貧血気味だからか歯茎が白っぽいとのことだった。
体重2.80kg。
お会計:7,040円

食べてくれるものがコロコロ変わって、試行錯誤の毎日。
この日は久々にカリカリドライフードをそのまま食べてくれた!
食欲が出てきたのか、この日はロイカナのウェットフードグレービーも1袋完食。

食べすぎのせいか昼はしっかりウンチだったのに、夜は少々下痢っぽい状態に戻ってしまった。

2020/8/25

ステロイド錠6日目。
下痢っぽい状態が収まらず、他のFIP闘病記で書かれていたビオフェルミン(粉末タイプ)を購入し、ごはんに混ぜるようにし始めた(あくまで独自の判断です)。

この頃はとにかくトイレを清潔に保とうと、下痢をしたらトイレをお湯で洗って天日干しを繰り返していた。

2020/8/26

ステロイド錠7日目。
前日、ちゅ~る以上にコタの食いつきのいい食べ物を発見したおかげで、多少は飲ませやすくなった。

そしてカリカリドライフードもガツガツ食べてくれた!
その後、インターフェロン4回目の注射を打ちに病院。

今後の治療方針を確認すると同じくステロイド錠と2日に1回のインターフェロン注射だった。
せめてインターフェロンが1週間に1回になるかと期待していたけれど、コタのお腹の膨らみが見た目変化なしなので仕方なし……。

その後、先生からまさかのMUTIANの名前が!!
日本では未承認の薬なので、こちらから聞かないと先生も言わないと思っていただけに驚いた。
もし、購入するなら病院で手配すると手数料が2~3万円かかり、取り寄せるまでに時間がかかるので、個人輸入をしきりとすすめられた。
お会計:5,720円

2020/8/27~8/28

ステロイド錠8~9日目。

ビオフェルミンをごはんに混ぜ始めてから、下痢もなくしっかりウンチ。
ただし、2日に1回の排便なので少々気がかり。

オシッコもトイレでするけれども、なぜかたまに場外にもれてしまうようになった。
ナゼだ???

2020/8/29

ステロイド錠10日目。
朝ごはんと一緒に飲ませた後、インターフェロン注射5回目を打ちに病院。
体重2.86kg。
お会計:4,840円

この日はMUTIANの見積もり確認をした。
かなり高額で個人輸入で詐欺にあうのも怖かったので、病院で手配してもらった際の金額を調べてもらった。

MUTIANは飲み薬と注射があり、飲み薬は空腹時に飲ませる必要があり、吐き出すケースが多いそう。

なので注射にするケースがあり、1ビン4回分で大体4万円とのこと。

MUTIANは84日継続しなければならないので、ざっくり計算して21ビン×4万円=84万円!!!
ただし病院で手配してもらう場合、全て前払いが条件ということを何度も念押しされた。
「じゃ、お願いします!」と即答できる金額ではない……。

何かと暗くなりがちだけど、コタのしっかりウンチを見てホッとする。

【後日談】
MUTIANを扱っている別の病院で先生に注射のほうがいいのでは?とうかがったところ、同じ個所に打つことになり皮膚をいためるので飲み薬の方が現実的とのことでした。

2020/8/30

頑なにカリカリドライフードは食べず。
それでも食欲はあるので、食べたいアピールで久々にふくらはぎを甘噛みされた(嬉泣)。

ただし、ごはんの時以外は基本寝てばっかりで、鼻息荒め・体熱い・お腹ぽんぽこりん状態。

ちゅ~るを超えた!大好き鶏むね肉

FIP診断前からなかなか食べてくれず、カリカリをふやかしたり、ウェットフードをいろいろ試したり試行錯誤の連続でした。

最後の砦ちゅ~るすら食べてくれなくなった時は、もうどうしたらいいのか分からず頭をかかえました。

しかし、ある日冷蔵庫にあった鶏むね肉を茹でてあげてみたところ、これがもの凄い食いつきよう!

しかも、うちのコタの場合は冷たいものより少し温めたほうがお好みらしい。
温めていると待ちきれないのか、扉を押し開けて台所に入ってくるほどです。

むね肉だけではバランスが不安なので食べやすいように割いたものにビオフェルミンとサプリ、子猫用ウェットフードを混ぜ食べさせました。

手間はかかるけれど、コタがバクバク食べているところを見るとなんてことありません。

インターフェロンとステロイドでは著効せず

コタの様子がおかしくなってからは、「ごはん完食した!」「しっかりウンチだ!」「今日は遊ぶね!」など健康な子猫なら当たり前のことで一喜一憂する毎日です。
そして、撮りためた写真と動画を見ては涙すること多々……。

残念ながらうちのコタの場合、インターフェロンとステロイドではお腹の水が減ったり、回復しているようには見えず、ゆっくり悪化していきました。(延命治療とは聞いていましたが)

そしてわが家は最後の望みをかけてMUTIANの投与を検討し始めるのです。(つづく

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この記事を書いた人

やまこ

やまこ

ロードバイクは2017年11月にしまなみ海道を渡るために購入。
弱虫ペダルで好きなキャラは青八木君。
乗っているロードバイクはcanondale CAAD12。
ロードで走るなら、山より平坦が好き。


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