こんにちは。三善屋の山内です。
今回はGoogleが公表している「品質評価ガイドライン」の中で特に重要な項目である「E-A-T」について解説していきたいと思います。
今後SEO対策をするにあたって、十分な理解が必要な要素ですので、頭にたたきこんでおきましょう!
E-A-Tとは?
検索順位を上げる施策として大事なことは、ユーザに有益な「高品質なコンテンツ」をつくり上げることです。
では、Googleが定める「高品質なコンテンツ」とは何でしょうか。品質評価ガイドラインでは以下の項目が重要視されています。
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness (権威性)
- TrustWorthiness (信頼性)
エクスパティース? オウソリタティべねす…? 英語できないので全然読めねえわ…
「E-A-T」とはこの3つの単語の頭文字をとっているんですね。
Expertise(専門性)
まずはExpertise(専門性)。これは読んで字の如しで、何らかのジャンルに特化しているサイトは高く評価される可能性があるということです。
例えば、スポーツ全般を扱っているサイトより、野球に特化しているサイトの方が専門性が高いということになります。ヒトノワみたいに、デザインやら料理のレシピやら手広くやってると専門性が低いと判断されるんですね。トホホ。
専門性を高めるなら
ということで専門性を高めるなら以下のことに注力しましょう。
- サイトのテーマ(ジャンル)を絞る
- 専門家が高品質でボリュームのあるコンテンツを発信する
- 自分にしか発信できない内容にする
狭く深く掘り下げるのが重要ってことですね!
Authoritativeness (権威性)
お次に「権威性」。これはちょっとわかりにくいかもしれませんが、誰もが認めるサイトであることが重要とのです。
例えば、無名な個人ブロガーが経済の情報を発信するサイトより、ビジネスマンが誰でも知っている日本経済新聞のサイトの方が「権威性」が高いといえます。
現在のGoogle検索で如実に現れているのが医療系で、病気などを検索すると医療機関や医療従事者がほぼ上位を占めています。医療に携わってない一般の人の情報は権威性が低いということでしょうかね…。個人ブロガーにはきつい項目ですなあ。
権威性を高めるなら
これはちょっと難しいかもですが、
- きちんとした立場の専門家が発信する
- 有名なサイトから被リンクをもらう
- SNSで話題になる
つまり有名になって、いろんな人に信頼されれば「権威性」が高いということになるんですね。
TrustWorthiness (信頼性)
3つめの「信頼性」。こちらは信頼できる発信者が信頼できる情報を発信することが重要となります。
例えば、顔も名前も出さず、どこに住んでるかわからない個人ブロガーのサイトよりも、社名、所在地、連絡先などの運営者情報をしっかり掲載したサイトのほうが「信頼性」は高いといえます。
また、記事の信頼性はもちろん、サイトにSSL(通信の暗号化)を対応させているなど、ユーザが安心して閲覧できる環境づくりも重要となります。
信頼性を高めるなら
信頼性を高めるなら以下の通りです。
- 運営者情報を開示する
- 信頼できる情報を発信する
- セキュリティを万全にする
安心を与えるというのが一番大事な要素ですね!
YMYLとは?
「Your Money or Your Life」の略です。Googleのガイドラインが定義するYMYLは「将来の幸福、健康、または財務の安定性に影響を与える可能性があるページ」を指します。こちらは特に「E-A-T」が重要な要素になるので紹介しておきましょう。
- ショッピングなどの売買取引情報
- 投資や保険などの金融情報
- 医療情報
- 法律情報
- 重要なニュースや公的情報
このへんは専門家やきちんとした組織や立場でないと上位表示は厳しいとされていますので注意しましょう!
さいごに
「E-A-T」は理解できましたか?
今一番SEO的に厳しいのは匿名で運営している雑記ブログでしょうか?「E-A-T」のおかげでアクセス激減という話も聞きます。
これからは匿名の情報は消え去り、十分に情報を開示した責任を負える人の情報しか残らない時代になるかもしれませんね。
それではまた!
この記事を書いた人
山内 裕介(やまうち ゆうすけ)
1978年生まれ。株式会社三善屋代表取締役。
最近はLiSAにハマってます。ROCK-modeのライブ映像かっけー!