こんにちは!ライターの梶原陵です。
Webサイトにおける文章を構成するうえでSEO対策は必須です。 しかし、SEO対策をしたうえで読者目線の記事を書くのは難しいのではないかと考えている方も多いのではないでしょうか?
記事を書いてもユーザーに読んでもらえなければ意味がありません。 そこで、この記事では、SEOライティングの基本であるPREP法について解説します。活用のコツや注意点についても紹介していますので、文章作成について悩んでいる方はぜひ、ご参考にしてください。
目次
PREP法とは説得力を生むライティング手法
PREP法とは、わかりやすい文章を作成して説得力を生むためのライティング手法になります。
「PREP」は以下の4つの要素の頭文字をとったもので、この順序で文章作成を進めることでユーザーのニーズにあった記事を書くことができます。
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論(Point)
PREP法ではまず最初に結論を伝えてそのあとなぜそうなるのかという理由、根拠や裏付けをおこなうための具体例を挙げて最後に再度、結論を伝えます。
SEOライティングにPREP法が使われる理由
SEOライティングにPREP法が使われる理由はおもに以下の2つです。
- ユーザーファーストな文章作成ができる
- ユーザーに重要なポイントが伝わりやすい
SEOライティングで効果的にPREP法を用いることで、ユーザーが一目で内容を理解できるような文章を書くことができます。
ユーザーファーストな文章作成ができる
PREP法は記事のなかで結論を先に述べるのでユーザーが離脱してしまうこともなく、「結局、何がいいたいのかわからない」となることもありません。
今回のことを例に挙げると、
「SEOライティングにはPREP法がおすすめ」
ということを先に明示してから記事がスタートするのがPREP法です。
結論から先に述べることでそのあとに記述する内容もわかりやすくなります。
ユーザーに重要なポイントが伝わりやすい
PREP法は最初に結論を述べてさらに記事の最後でも結論を繰り返し明示します。記事のなかで結論を2回繰り返していることになりますので、ユーザーに対してどこが重要ポイントなのかが明確に伝わります。
例えば、
SEOライティングではPREP法がおすすめです
なぜかというと結論を先に述べる方法だからです
結論→理由→具体例→結論というように結論を2回繰り返して重要ポイントを伝えます
なのでSEOライティングではPREP法がおすすめです
SEO対策として効果的
結論から先に述べてわかりやすい文章にすることでユーザーが離脱しなくなれば結果的にGoogleからの評価もあがるので、SEO対策にもつながります。
ユーザーがネット検索するときはなにか悩みを抱えていて、それを解決したいときです。記事がPREP法によって書かれていればユーザーが求めている答えが明確に提示されているので、理解もしやすいです。
さらに、PREP法によって結論から記述することで「この記事はすぐに答えがみつかる」とユーザーの興味をひくこともできるでしょう。
PREP法活用のメリット
PREP法活用のメリットは大きく分けて3つあります。
- 文章作成の効率があがる
- 文章に説得力がプラスされる
- ユーザーが読みたいと思う文章が作成できる
PREP法のメリットを把握することで、記事をさらに効果的に執筆することができるでしょう。
文章作成の効率があがる
PREP法を使用することで文章作成の効率があがります。フレームワークができあがっている状態になるので執筆スピードもあがるでしょう。
フレームワークに内容をあてはめていくだけなので、構成に悩むこともありません。
文章に説得力がプラスされる
前述でもお話しましたが、PREP法を使用するとユーザーがわかりやすい文章を書けると同時に説得力もプラスされます。
最初に結論を述べたあとに理由や具体例についてもしっかり伝えるのでわかりやすい内容で理解もしやすく、説得力のある文章になります。
最後に繰り返し結論も述べるので記事の一貫性を保って内容を理解できるでしょう。
ユーザーが読みたいと思う文章が作成できる
PREP法によって最初に要点を伝えることでユーザーもストレスを感じることなく、本当に読みたい文章を読むことができます。
最初に結論を伝えておけば、何がいいたいのかわからないから読むのをやめてしまうということもありません。ユーザーのなかにはすぐに結論を求める人もいます。
そのため、結論が明確であればユーザーにストレスを与えることなく、悩みが解決するかもしれないという期待も与えることができるでしょう。
PREP法活用のデメリット
PREP法はメリットのほうが多いですが、デメリットも存在します。
ストーリー仕立ての文章には不向き
PREP法はストーリー仕立ての文章には不向きでしょう。
結論を先に述べるため、ストーリー仕立ての文章だと記事が成り立ちません。
ストーリー仕立ての記事を書く場合にはPREP法ではなく、文章の基本である起承転結を使ったほうがいいかもしれません。
PREP法活用のコツ
文章におけるPREP法活用のコツは、大きく分けて2つあります。
- タイトルがPoint
- 具体例で説得力アップ
SEOライティングをおこなうためには効果的にPREP法を活用することが大切です。
タイトルがPoint
PREP法では記事の最初に結論がくることはおわかりいただけたでしょう。
記事の最初に結論がくるということは記事タイトルが疑問形になっている必要があります。
PREP法ではタイトルと記事の最初の結論の関係がPointになりますので、この点を意識して記事を書くといいかもしれません。
具体例で説得力アップ
PREP法を用いた記事において重要となるのが具体例の部分です。具体例をより明確に提示することで説得力がアップして他のブログとも差別化を図ることができるでしょう。
PREP法活用時の注意点
ここまでPREP法について詳しく解説してきましたがPREP法はすべてのブログで使えるわけではないというのが大前提です。
何か商品を紹介する記事であったり、なにか1つのワードについて解説する記事であったりする場合はPREP法が使えません。
PREP法の流れ以外の記事を書くこともありますので、文章によって的確にPREP法を活用するようにしましょう。
PREP法で説得力のあるSEOライティングを
PREP法はユーザーが読みやすく説得力のある文章が書けることがわかりました。
PREP法のフレームワークさえ把握してしまえばそこに記事の内容をあてはめていくだけで簡単でわかりやすい文章を書くことができます。
PREP法が使えない文章もありますが、効果的に活用することでSEO対策にもつながります。ブログ記事の執筆で悩んでいる方はぜひ、PREP法で説得力のあるSEOライティングをおこなってみてください。
この記事を書いた人
梶原陵(かじわらりょう)
東京都在住の3児のパパライター。 実家の建築会社での職人や現場監督、CADオペレーターなどの経験を経て妻のうつ病をきっかけに在宅でWebライターになることを決意。家事・育児をおこないながら日々、Webライティングについて勉強中。