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ヒトノワの交流会

マーケティングを追求し続ける!有限会社アクトコンサルタント代表 栗原真一郎

こんにちは。ヒトノワ編集部の平澤です。

今回から一線で活躍されているビジネスパーソンにインタビューする企画がスタートしました!

記念すべき第一回は、ヒトノワビジネスミーティングの古参メンバーである有限会社アクトコンサルタント代表 栗原真一郎さんです。それでは、ご覧ください!

見込客創出応援団 アクトコンサルタント

──本日はよろしくお願いいたします。それでは栗原さんの会社名、業種をお聞かせください。

よろしくお願いします。
会社名は有限会社アクトコンサルタント。業種は広告業と言ったらわかりやすいんだけど代理店業務やデータベースマーケティングの支援、管理をやってます。

クライアントのためにアタックリストを取材して作ったり、DM発送のお手伝いもするので物流業の側面もあります。具体的にはキャンペーン事務局代行や選挙、DM発送用のデータの入力などなど様々ありますね。

「見込客創出応援団」を自負しておりまして、マーケット活動のお手伝い全般が仕事内容になります。

──「うちの会社はこれが得意!」というものはありますか?

業界的に他社はぶつ切りが多いんですよ。「DM作業行ってる」っていうと封入作業のみで、発送作業は自分で手配みたいな。さらに送り先はお客さん任せだったり。

ワンストップでお客さんのご要望に応えるのが弊社の強みです。「DM安く出したい」ではなく、最終的な売り上げを上げるためのアイデア出しをお客様と一緒にするのが得意です。

リピーターの方には便利だと思ってもらえてるようでして、そう思ってもらえるように頑張ってます。

マーケティングに面白みを感じ広告業へ

栗原真一郎

──栗原さんは、学校卒業後すぐに起業したのですか?

いや、最初は就職したよ。ルートセールスの営業マンやってた。
自分ではまぁまぁいいサラリーマンやってたと思うんだけど(笑)

あるきっかけがあって外資系保険セールスパーソンに転職しました。
その時にセールストークやスキルよりも、マーティングを磨くことを意識してました。

トライアンドエラーして実験を繰り返して、やり方やコツをゲットしていったんだけど、100通1000通での確率はなんとなくわかったが、じゃあ売り上げを倍にするのはどうしたらいいんだろう?って思うようになって。
1馬力だと限界があるので、人と協力するようになって。その結果、儲かったんですよ(笑)
そしたら今度はそっちが楽しくなっちゃって(笑)

漫画喫茶の「自由空間」ってあるでしょ?縁あってそこの社長にすごくかわいがってもらったんだけど、

「いまおまえがやろうとしている仕事は店を8店舗にできるのか? 自分は常にこの仕事が多店舗化できるのかを意識して仕事している」

って言われたんだよね。他にも色々と勉強させていただいた。すごくいい経験だったよ。

その言葉が刺さって、自分がやっていた保険営業をシステマティックにするのは難しいと感じ、広告の世界に飛び込み面白みを感じて起業することにした。その時はマーケティングと気づいてなかったけど(笑)

やりがいと苦労

栗原真一郎

──栗原さんのお仕事の中で、やりがいを感じるのはどんな時ですか?

マーティングの基本なんだけど、仮説を立てて実験し、実践し、検証し繰り返すってのがあります。 その仮説を立ててからの道筋が見えた時が、とても楽しいね。

あとはクライアントのためにやって、その結果を喜んでもらえたら嬉しいよね。もちろん怒られることもあるけど(笑)

帝国データや商工リサーチみたいな大手を使ってる会社がわざわざうちを使ってくれることがあるんです。
なぜなんだろう?と思っていてある時お客さんに直接聞いてみたんだ。そしたら信用調査機関は誰かが更新しなければ情報が残り続けてる。そこをうちは初めからマーケティングとして企業情報を使っているので、DM不着率が低いなど効率がいい。要はクリーニングされているってところが喜んでもらえたみたい。

例えば「事務所を引っ越したいから、引っ越す予定の企業リスト」を作ってくれって依頼があって、もちろんそんなビンゴのリストはないけど、今までの実績から寄せたリストを作ることは可能なんだよね。本当に電話をかけまくってビジネスに特化したデータベースを作ったこともある。そういうところ、マインドだったのかな。

──やはり長年の経験や実績が信頼と新しい仕事を生み出しているのですね。逆に辛いこともあったのでしょうか?

そりゃあるよ(笑)

さっきも言ったけど、うちの特徴としてワンストップでできるってところがあるのね。
で、起業スタート時点では同業のはずの広告代理店がお客さんだった時代があるんだ。

でも、そのお客さんだった広告代理店が同じようなことをやるようになったんだよ。気が付いたらお客を盗まれてた、なんてこともあった。特にリーマンショック後は酷かったなぁ。

──裏切りは辛いですね…

仕事もらっても美味しくない、辛いことばっかやらされてたり。
DM(物流)のところって粗利率がとても低いんです。そこだけで勝負は厳しいと感じましたね。

アクトコンサルタントの顧客

──酸いも甘いも知って今があるということですね。ちなみにどのようなクライアントが多いのでしょうか?

「マーケティングは金かかる」と意識してる人と一緒に仕事するようにしてます。「お金をかけると効果がある」ということを知っている人でないと、そもそも活用してもらえないんですよ。

「なんかあったらよろしくね」とか「出会うだけでなんとかなる」と思ってる人はちょっと辛いなぁ。そうすると結果も出しづらかったりします。

付き合いとかで使ってくれるという意識の人はありがたいけど、僕は自分のクライアントを喜ばすために仕事がしたいので、その辺はしっかりやってます。

あと、マーケティングって継続的にお金がかかるんです。
なぜなら、同じ業種でも時代によって必要なリストがかわってくるからです。

例えばある建設系の企業があるとして、昔は不動産買いそうな人ってマーケティングをしたがってたけど、今は個人情報集める時代ではなくなったので、今度は病院や介護施設作るための企業リストなど、目的や客先が変わってきますからね。その辺を理解していただいていると、有り難いですね。

今後のアクトコンサルタント

栗原真一郎

──確かに時代によってマーケットって変わりますものね。今後やってみたいことはありますか?

シニアマーケットやエリアを絞ったような、もっとニッチマーケットの提供をやってみたいね。うちだけが圧倒的にイニシアティブをとれるマーケットを常に作りたいと思っています。

あとはもし若い人で同じようなことをやりたい人がいるのであれば、ぜひ話を聞いてみたい。
就職氷河期ってあったじゃない? でもITバブルも同じくらいの時代なんだよね。氷河期の中であれだけ成長した人もいるわけだから、バイタリティがすごいと思います。

あと志が違うんだよね。
僕らの時代で「社長になりたい!」って奴らいたけど、いい車に乗りたいとか、いい女と付き合いたいとか。でも今の若い人って普通にIPOとか語るでしょ?ほんとすごいよね。

もしこれを読んでいる人で起業したい人がいるのであれば、いちどは就職して修行して、一歩踏み出す勇気をもって、どっかで自分でやってみることだよね。
そしていろいろ教えてください(笑)

──せっかく途中までかっこよかったのに(笑)それでは、最後に一言お願いします!

人生のタイムスケジュールは人それぞれ。私もまあまあの年になってきたので(笑)
それでも志高く、「令和の伊能忠敬になってやる!」という想いで、これからも仕事していきたいと思います。

──栗原さん、ありがとうございました!

会社概要

社名 有限会社アクトコンサルタント
所在地 〒124-0011
東京都北区赤羽2-49-6丸久5ビル3F
TEL 03-5249-1205
資本金 300万円
事業内容 広告代理業
ダイレクトメールサービス 各種DATA提供 管理
発送作業 発送代行
コンサルタント業(キャンペーン、販促企画)
生命保険代理業務・損害保険代理業務
URL http://kigyosama.com

この記事を書いた人

平澤 一馬

平澤 一馬(ひらさわ かずま)

東京都世田谷区出身
保険業界6年目
20代前半に声優・舞台俳優をめざし養成所や小劇団に所属していた。
その時の経験を活かして「どうやったらわかりやすく伝わるのか」をモットーに営業しております。日々勉強。

写真を撮った人

伽賀隆吾

伽賀 隆吾(かが りゅうご)

北海道出身。現在は東京都在住。
車両撮影の照明会社に就職、同社のライトマンからキャリアをスタート。のち写真部と兼任で修行後フリー。職業カメラマンとして活動しながらギャラリーバーPaper Poolにて展示企画・運営・なんちゃってギャラリスト・炊事なども行っている。


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