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ICT支援員って何?元ICT支援員が詳しく解説します♪

こんにちは大森さちです!
今回は、前回お伝えした通り「ICT支援員」についてご紹介したいと思います(^^)v

私は某大手教育系会社で約2年ほどこの仕事をしておりました。
決して簡単な仕事ではありませんでしたが、楽しく、やりがいのあるお仕事でした。
これからも需要のある、とっても素敵なお仕事なのに、知名度がとても低い…泣
ということで、知名度をあげるべく、今回ご紹介しようと決意しました!

ICT支援員とは?

ICT支援員は、学校でのICT活用(タブレット使って授業したり、電子黒板を活用して授業したり等)が円滑に進むように、機器やソフトの使い方など教えたり、ICT活用をした授業提案等、先生方のサポートをする仕事です。

現在の学校ではタブレットや電子黒板、デジタル教科書などが導入されており、ICT活用をしましょうという流れになっています。
しかし、学校の先生方は教えるプロではありますが、そういった機器を使うプロではありません。むしろ、パソコンやタブレットなど苦手意識を感じている先生にも少なくありません。
そんな先生方のサポートをするのが、ICT支援員の役割です。また、子供たちへの機器の使い方のサポートも行います。

ICT支援員の仕事内容について

ICT支援員の仕事は大きく分けて以下の五つです。

  • 授業支援(教材作成支援、授業相談、授業の立会い など)
  • 環境整備(機器セッティング、後片付け、メンテナンス、簡単な障害対応 など)
  • 校内研修(ミニ研修会の企画実施、マンツーマン研修の企画実施 など)
  • 校務支援(校務システム操作支援、ホームページ作成支援 など)
  • 報告業務(日報作成、授業事例作成 など)
参照:意外と知らない”ICT支援員” – 教育ウォッチ | 学びの場.com

ICT支援員は「先生方や子供たちのICT活用の為のサポートをするお仕事」と、ご紹介しましたが、仕事の内容は上記のように多岐にわたります。

ただ、仕事内容も所属している学校や自治体、会社によって方針が違っていたりします。
私がICT支援員をしていた時、雇用元からは「基本的にICT活用授業の支援のために訪問しているので、校務支援やホームページ作成支援はなるべく行わないように」という指示がありました。

ICT支援員をやってよかったこと

この仕事のとてもよかったところは、色んな方に感謝されることです。
ICT機器の操作が苦手な先生や、WordやExcelの使い方に困っている先生のサポートをして、大変感謝されました。
個人的にこんなに感謝をいただける仕事はなかなかないなと思います。

あとは、先生方に提案や声掛けをする機会の多い仕事なので、コミュニケーションスキルが身に付きます。
私はこの仕事を経験したおかげで、コミュニケーション能力に自信あります!と堂々と言えるようになりました(^^)

ICT支援員をやって大変だったこと

大変だったことは、私の担当校の場合、この仕事が先生方にも知名度が低くて、最初は「誰?何しにきたの?」状態だったこと。
前任の引継ぎがなかったのもあり、最初の頃はほんと針のむしろでした(- -;
ですが、先生方と仲良くなっていくにつれ頼っていただけるようになったのでほんと最初だけでしたね。
※学校でのICT支援員の知名度は学校によるので、あくまで私の場合は、という感じです。

また、私の自治体では全小中学校に電子黒板が設置されており、そのメンテナンス作業も行っていました。
デジタルペンの差す部分のズレの修正や画面のゆがみ調整など、担当校の普通教室分定期的に行っていましたが、教室数が多い学校はとても大変でした(^^;

ICT支援員になるための必要なスキルや資格は?

ICT支援員になるためには、幅広いITの知識が必要となります。
しかしそれ以上に、子どもから大人まで接することができるコミュニケーション能力だったり、専門用語をなるべく使わないよう上手に説明できるスキルが大切かなと思ったりします。

学校に訪問する仕事なので教員免許が必要なの?と思われるかもしれませんが、あくまでサポーターという立場なので、教員免許は必要ありません。
「教員免許の資格はないけど、子供たちと関わる仕事がしたい」という思いがある方にはぴったりのお仕事だと思います。

一方で、「ICT支援員認定試験」というものがあります。
企業や自治体によってはこの資格が必須だったり、重要視する場合があるようです。
しっかりスキルがあるというアピールにもなりますし、興味のある方は受験してみてもよいかもしれませんね。

ICT支援員能力認定試験 実施要項 – ITCE 教育情報化コーディネータ検定試験公式サイト
https://jnk4.info/itce/youkou_ict_2019.html

ICT支援員の今後?

教育業界のICT活用は年々活発化しており、ICT支援員の需要も高まっています。
さらに、2020年には小学校ではプログラミング教育が必修化となります。
プログラミング教育に関しても、ICT支援員のサポートは必要となると思います。
今まで以上にICT支援員の数も増えていくでしょう。

いかがでしたでしょうか?
少しでもICT支援員のことを少しでも知っていただけたら幸いです♪

この記事を書いた人

大森さち

大森 さち(おおもり さち)

福島県出身。東京都在住。
WebデザイナーやICT支援員、保険営業など様々な職を経験し、現在はフリーランスのWebデザイナーとして活動中。
パンケーキソムリエールとしてパンケーキの食べ歩きのサイト「パンケーキホリック!」を運営している。
https://pancakeholic.com/


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