サンキューGoToトラベル！ たった1泊だけど熊本で観光・グルメ・黒川温泉を満喫してきた

からし蓮根大好き　やまこです。

賛否両論GoToトラベルを利用して、人生初の熊本そして温泉好きなら一度は行きたい黒川温泉へ行ってきました。
本当はロードバイクで巡りたかったのですが、季節は12月で凍結の心配があったゆえ断念。
今回はレンタカーで移動しましたが、おかげで1泊でも大・大・大満足の熊本旅行となりました。

東京～黒川温泉までの移動工程ふりかえり

熊本空港中心に考えると熊本城と黒川温泉は方向が真逆。
足は初心者並みの私が総移動距離90kmをロードバイク移動でどっちも行くのは絶対ムリでした。
今回はレンタカーさまさまです。

城好きじゃないけど行ってよかった熊本城

歴史好きでもなければ城好きでもないけれど熊本に降り立ったなら一度は行くでしょう、熊本城。
ずっと国宝だと思ってました……。

いや、しかし！！！
国宝だろうがなかろうが、熊本城は素晴らしかった。
何がってそれは、石垣の稜線さ！
こんな大きいのに滑らかな線を描く石垣に思わず見惚れてしまいました。

石垣の大きさは向こうで作業している人が小っちゃく写っていることから分かってもらえるのではないでしょうか。
こんなのを昔の人が作ったんだよなぁと思うと只々凄いとしか言えない。
お城内部は2016年の熊本地震で壊れたところを復旧中なので入れなかったけれど、これだけでも十分満足でした。
いや、行ってよかった。

うどん「ウエスト」を振り切って行った熊本ラーメン名店「黒亭」

ごはんを食べずに朝イチの飛行機に乗った為、熊本到着時点でお腹はぺこぺこ。
「熊本着いたら絶対に熊本ラーメンを食べる！」と決めていたものの、東京には1店舗しかないうどんのチェーン店「ウエスト」を見かける度に何度傾きかけたことか……。

復旧中の熊本城散策が30分で終了したので即ラーメン店へ直行。
何店舗も食べ歩きできるほど胃腸が若くないので、今回は老舗の「黒亭　本店」さんに行こうと決めていました。

「黒亭」さんは熊本市内に3店舗ありますが、車で行くなら駐車場がある「黒亭　本店」さんがおすすめです。

お店に入ったのがお昼少し前だったので、待たずにすぐ着席。

メニューはいろいろありましたが、滅多に来れない店ではやはり王道を選んでしまいます。
おしながきにおススメとあった玉子入りラーメン・餃子のセットと別途チャーハンをオーダー。
玉子入りラーメンは「味玉」か「卵黄2コ入り」か選べます。

最近外食するとやたらしょっぱく感じることが多い中、こちらのラーメンは焦がしニンニクの香りを楽しみながらスープも最後まで完食しました。
むしろ途中で醤油か塩をちょっと足したいくらいあっさり味。でも思い出すとまた食べたくなる。
熊本ラーメン、もっと食べ歩きたい……。
餃子は甘味があって、ふたりとも「おいしい！」判定。
チャーハンには福神漬けが付いていて、ちょうどいいアクセントになっています。

デザートは持ち帰り不可のフルーツ大福。
たしか農業高校とのコラボ商品だったかな？

こちらは時間があるなら、少し待って中のクリームが解けた頃合いに食べるのがベストかも。

感想は、目隠しして食べたらミカンが入っていることに気づかないかな……と。
クリームに果汁を足すとか擦った皮を入れるとかなんでもいいけど、もっとフルーツ感がほしかった。
そうじゃないと雪見大福でいいじゃんって感じでした。

食べ終わって、店を出た12時過ぎには待っているお客さんの列ができていました。
印象的だったのが、並んでいるお客さんの中におばあちゃんがひとりで並ばれていたこと。
おそらく地元の方。
にしても、年配の方も並ぶラーメンってなかなか東京でも見ないのでさすが老舗だなと思いお店を後にしました。

日本にいることを忘れる絶景　阿蘇ミルクロード

熊本ラーメン「黒亭」を後にし、ドクターヘリのある大きな病院の前を通過して、県道339号線のミルクロード突入です。

ミルクロードっていうくらいなので、通り道に牛が放牧されている風景を想像していたのですが……牛いない。馬もいない。臭いも漂ってこない。あれれ？

それはさておき本来ロードバイクで通りたかった道なだけに、自動販売機の設置間隔や坂の具合をチェックしながらミルクロードを進みました。
が、寝不足には勝てず途中寝ちゃいました。ライドに備えてもっとミルクロードを撮っておきたかったのに痛恨のミス！！くぅ～

次は絶対体調万全にして緑のシーズンにロードバイクで走りに行くのさ！

これは県道339号線ミルクロード終わりにある「レストラン北山」からの眺め。
もうちょい先には「大観峰」もあったけど、こちらでも十分満喫できます。
世界最大級のカルデラを望むこの場所は「日本じゃないみたい」と思わずつぶやく絶景でした。

まさに秘湯！山奥にたたずむ黒川温泉「旅館　山河」

「黒川温泉　おすすめ」的なワードで検索すると必ずといっていいほど入っているのが「旅館　山河」。 他にもいくつか候補はあったのですが、決め手は「秘湯を守る会」！！！

黒川温泉が山奥なので全部秘湯みたいなもんですが、どんだけ秘湯かといいますと……

夜はイノシシ出没の可能性あり

「旅館　山河」は黒川温泉の中心街から車でも8分ほどの距離にあり、仲居さん曰く夜の外出はオススメしないとのこと。

ポケットWi-Fi電波ゼロ、4Gも微弱

ただし、ロビーでなら旅館のWi-Fiが使えます
ここに来たら仕事の事は全て忘れましょう。

宿泊した感想ですが、★★★★★

いい歳なので今までそれなりにいろんな温泉宿に泊ってきましたが、次は連泊したいと思った宿はもしかして初めてかも。
別府もよかったけど、黒川温泉最高！九州のレベル高すぎる。
本来の宿泊費はまぁまぁお高めですが、泊ってみるとお値段以上です。

1泊では時間が足りない！館内設備

まず、宿に着いたら真っ先に温泉……といきたいところですが、100％宿を満喫するためにも是非館内設備を確認することをおすすめします。
それは何かといいますと、まずロビーの囲炉裏＆薪ストーブ。

1泊だけだとどうしても部屋でまったりしてしまい、ここでくつろぐ時間がなくなってしまうのが悔しいところ。

薪ストーブの隣には自由に飲める喫茶コーナーがあり、コーヒーの他にデトックスウォーターが置いてあります。
温泉の後のこれは沁みました。

もうひとつおすすめなのが、外にもある囲炉裏小屋です。

（ありませんが）ここで猪鍋とか食べられたら最高でしょうね～。
夕食後に温泉入って、ここで語らうはずが今回は酔いつぶれて部屋で寝てしまいました……（涙）

帰ってきてから宿のHPを見て知った施設もあるので、初めて行かれる時は要チェックしてあますことなく堪能しましょう。

温泉は渋めな露天と内湯

出典：旅館 山河

どうです、渋いでしょう！ 混浴も含めると7つあります。
実際温泉に行くと「あれ？」っていうことがあるのですが、こちらは全ていいです。
この上、温泉付き客室に泊まろうものなら絶対1泊じゃ足りません。
貸切温泉は3つあり、中でも六尺桶のお風呂が人気のようで、受付の際にも予約をすすめられました。

予約サイトの口コミでも、「また行きたい！」というご意見多数ですので、ぜひ宿泊してみてください！

完食　贅沢馬刺し食べ比べの夕ご飯

予約した宿泊プランは【熊本が誇る馬刺】贅沢食べくらべ。
黄色の器にも卵のタルタル仕立ての馬刺しが入っており、1皿馬刺しづくし。
こちらを甘めの醤油につけていただきました。
ご飯に甘めの醤油をつけた馬刺しをワンバウンドしてかきこんだら最高です！！

馬刺しの他にも、豚・牛・お刺身・焼き魚と贅沢。
だけど1品1品の量が程よいので、残すことなくすべて美味しくいただきました。

今回は部屋食で、仲居さんがタイミングを見て1品づつ給仕してくださいました。
最初は面倒だなと思っていましたが、美味しいだけに仲居さんから食材の説明を聞きながらいただくのもおつなものです。

焼き味噌でご飯がすすむ朝食

ちょうどいい量の朝ごはん。
おかわり自由な米は、旦那が「あれはうまかった」と連呼していました。

黒川温泉発　本物志向の山吹色のジャージー牛乳「湯上がりカフェオレ」

出典：黒川温泉　湯上がりカフェオレ

売店で何気に買った“山吹色のジャージー牛乳”を使ったカフェオレがめちゃくちゃ美味しかったので黒川温泉に行ったら是非飲んでほしい逸品です。
まず、蓋を開けると蓋にはクリームが付いてくるくらい濃厚。飲む前に振ること必須。
甘味で入っている三温糖は、ほんのり入っている程度なのか甘すぎません。

牛乳・カフェオレ以外にも、ヨーグルトドリンク（甘味は粗糖）がありこちらも濃厚で美味でした。

「旅館　山河」でも売っていますが、黒川温泉街に直売所があります。

通販でもお取り寄せでき、お試しセット（牛乳・ヨーグルトドリンク・カフェオレセット）を購入するなら送料含めても直販サイトで購入するのが一番お得です。

ふるさと納税で購入したい場合はこちら↓

お土産買ってチェックアウト

七福醤油とらくらく窯の陶器を買ってチェックアウト。玄関の金魚に再訪を誓って宿を後にしました。
また行きます～。

入湯手形で巡った黒川温泉3湯

黒川温泉の宿ならどこでも買えます。半年間有効で1,300円（税込）。
これ1枚あれば黒川温泉旅館28ヵ所から3ヵ所選んで入ることができます。
ただ、コロナの影響でお休みしているところもあるので、行く前に「黒川温泉の入浴情報」で確認すれば確実です。

時間があって気になる温泉が3か所以上なら複数枚購入もありです（ひとりで3枚購入している強者もいました）。

今回2時間半で巡った日帰り温泉はこの3湯。

注意点は、入湯手形では入れない宿泊者専用の温泉があります。 黒川温泉に行ったら宿泊と入湯手形をうまく使いこなして温泉を楽しみましょう！

さいごに

賛否両論あるGoToトラベルですが、おかげで普段なら選べない宿に泊まることができて、国内旅行も全然捨てたもんじゃないと思った熊本旅行でした

この間行ったばかりだけど、もうまた行きたい黒川温泉！ めぐりたいぞ九州！

思うにGoToは今だけじゃなくてコロナが収まった後にも効いてくる経済政策なんじゃないの？ と思ったのは私だけでしょうか……？

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