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新社会人が覚えておきたい敬語(尊敬語・謙譲語・丁寧語)

こんにちは。ヒトノワ編集部の平澤です。

今回のテーマは敬語です! 小学校の国語の授業で勉強することはありますが、実践の場ではなかなか教えてもらえませんよね。敬語だけでなく、言葉遣いというくくりでお届けしたいと思います。

敬語の種類

まずは敬語の種類を復習してみましょう。

尊敬語

相手や第三者の人物・動作・状態などを敬意を表して言い表すものを尊敬語といいます。

有名どころで行けば「お客様のおっしゃる通りです」とかですかね。敬語っていうとこの尊敬語を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか? 基本的には相手の呼び名や動作を示す動詞等に使用します。

謙譲語

相手や第三者に対して、自分または自分の動作などをへりくだって言い表すものを謙譲語といいます。

尊敬語が相手を高めて発言することに対し、謙譲語は自分を下げて相手を高め敬うという日本人独特の表現方法です。使用例で行けば「メールを拝見しました」とかですね。

丁寧語

言葉遣いを丁寧にして言い表すものを丁寧語といいます。

語尾を「〜ます」「〜です」「ございます」として敬意を表します。また、「お茶」「ご連絡」のように「お」や「ご」ををつけた言葉は美化語と呼ばれ、上品な印象を与えます。

代表的な言い回し

では、普段よく使う次の言葉をそれぞれ敬語にするとどうなるでしょうか?

・言う
・聞く
・行く

なんだか国語の問題みたいですね(笑)
答えは以下のようになります。

言う

尊敬語 仰る、言われる
謙譲語 申し上げる、申す
丁寧語 言います

聞く

尊敬語 お聞きになる、聞かれる、(~が)お耳に入る
謙譲語 伺う、承る、拝聴する、お聞きする
丁寧語 聞きます

行く

尊敬語 いらっしゃる、おいでになる、お越しになる
謙譲語 伺う、参上する、あがる、参る
丁寧語 行きます

絶対に間違ってはいけないのは尊敬語と謙譲語です。ビジネスにおいて基本的に自分は目下と考えるのが一般的ですから、「私が仰います」は完全にNGです。ちゃんと「私が申し上げます」と言いましょう。

また、口語と文語で使う言葉が変わったりしますが、それはまた別の記事で詳細を書きたいと思います。

これって敬語?

最近は「なるほどですね」とか「了解しました」という言葉が使われることが多い(というか筆者もよく使う)ですが、これって敬語として正しいのでしょうか?

なるほどですね

実はこれ、絶対に使ってはいけない言葉です。そもそも「なるほど」という言葉自体が目上の人に使わない言葉だからです。「~です」と付けるとなんとなく丁寧に聞こえますがNGです。まぁ、最近は市民権を得てきているので仲のいい間柄であれば、上司であったとしてもある程度は許される場面もありますが。

正しくは「左様でございますか」「おっしゃるとおりです」「かしこまりました」がいいでしょう。相槌として使うのであれば「はい」ですが、これも繰り返し使うと嫌味に聞こえるので注意が必要です。

もし「なるほど」を使ってしまった場合はその後に続く言葉を敬語にすれば、ギリギリOKです。

了解しました

「了解」は「わかる」という意味で、そこに「しました」が付いているので、丁寧語に該当します。

謙譲語ではないので、取引先や目上の人には「承知しました」を使いましょう。口語でいうのであれば「かしこまりました」の方が聞き取りやすいかもしれません。

とんでもありません

よく聞く言葉で「とんでもありません」と謙虚に言うシーンがありますが、実はこれも正確には間違った言葉です。正しくは「とんでもないことでございます」です。

意外と普段使っている言葉が間違った敬語であることもありますので、一度調べてみるのも面白いかもしれませんね。

ビジネスシーンでの注意点

社内の人は身内という立ち位置ですから、上司であったとしても客先では「佐藤が申し上げます」の様に呼び捨て+謙譲語を使うのが一般的です。但し、社内に戻ったらしっかりと敬語を使いましょう(笑)

また、普段は友達で仲がいい人と仕事する時、プライベートでは下の名前で呼んでいたとしてもビジネスシーンでは名字で呼ぶようにした方がいいですね。オンとオフをきちっとわけているイメージがつきますので相手にとって好印象です。

というか、ビジネスパートナーと初訪問の客先に行って、なれなれしく名前で呼び合ってたら、相手の印象悪くなりそうじゃないですか?(笑)

まとめ

いかがでしたでしょうか? 敬語のポイントとしては以下になります。

  • 相手の行動に対しては「尊敬語」、自分の行動に対しては「謙譲語、丁寧語」を使う
  • 誤った敬語になっていないか普段から気を付ける
  • 客先で社内の人を指すときは上司であったとしても呼び捨て+謙譲語

少しでも参考になれば幸いです! また次回、お会いしましょう!

この記事を書いた人

平澤 一馬

平澤 一馬(ひらさわ かずま)

東京都世田谷区出身
保険業界7年目
20代前半に声優・舞台俳優をめざし養成所や小劇団に所属していた。芝居を辞めた後、様々な人とのご縁があり、人としての在り方や経営学について勉強させてもらう。 その時の経験を活かして「どうやったらわかりやすく伝わるのか」をモットーに営業しております。日々勉強。


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